【和とモダンの融合】日常の延長に非日常。宿泊していると錯覚することもあります
大阪府 K様
邸宅
ホテルライク
素材
- 竣工:2025年7月
- 家族構成:private
- 本体価格帯:2,500万円~3,000万円
- 構造:在来軸組工法
- 敷地面積:81.89㎡
- 延床面積:101.02㎡
- 2階建て
Q1/建築のきっかけを教えてください
自宅付近の敷地が売りに出され、購入しました。以前からガレージ兼趣味のスペースを叶えたいと思っていて、今回、離れをつくることに。職場と家庭の中間地点のような、ホッと一息つける場所をつくりたいというのが今回の建築のきっかけです。
Q2/依頼先はどのように探されましたか?
自宅を新築したのは5年前。その際に依頼したハウスメーカーはもちろん、後輩から紹介された設計事務所など、何社かに相談してみました。しかし、自由度の高さや担当者さんの姿勢で懸念があり、他も当たってみることに。そんな矢先、SNSでes ARCHITECTさんを知りました。スクロールする中でデザインが目に留まり、ホームページで施工事例を見て、一度話を聞いてみようと連絡を入れました。
Q3/事務所に来ていただいた時の印象と依頼の決め手を教えてください
「ここならゼロベースでの自由設計ができそう」というのが最初の印象。自宅を建てた時との違いがよくわかりましたね。自由設計であっても「部材はこの中から選んでください」っていう方向になってしまうことが多くて。es ARCHITECTさんなら、どんな空間にするか、どこに何を使うか、一から相談できそう。大手は安定感が魅力ではありますが、今回は遊び心をカタチにする建築。まっさらなところから家づくりができる会社と組みたいと思い、依頼を決めました。
Q4/セカンドハウス建設にあたり、どのような要望がありましたか?
時折、宿泊するホテルがあり「このイメージを再現したい」と初回にお伝えしました。落ち着きのある和の意匠とモダンを融合した空間に惹かれるんです。日常の延長にありながら非日常を味わえる場所に。そんな要望をお伝えしました。
Q5/特に気に入っているのはどの部分でしょうか?
ベッド頭上の折上げ天井が特に気に入っています。眠る寸前まで視界に入るのがいいですね。ゴールドのクロス自体がとても薄く、施工にかなり苦労したと聞きました。繋ぎ目が見えないから、クロスとは思えない仕上がり。職人さんの技術力のおかげです。壁面と一体化したベッドボードも造作してもらいました。いつも「建ててよかった」と思いながら眠りについていますよ。
Q6/打合せの中で印象に残ることを教えてください
洗面台は木に見えるのですが、手入れがしやすく長持ちするメラミン素材を採用しています。無限に予算を掛ける訳にもいきませんし、毎日のことを考えての提案がありがたかったですね。壁面は石調のフロアタイル。これは以前、自分の会社を改装する際に使ってみたんですが、壁に取り入れることで重厚感が出ます。それで今回も取り入れることにしました。es ARCHITECTさんは柔軟に対応してくれて、お互いにアイデアを出し合いながら進めていけるのがとてもよかったですね。
Q7/外観デザインの要望はどのようなものがありましたか?
内観は細部までイメージがありましたが、外観はまったくノーアイデア。設計士さんに一任です。飾り柱が引き立つ外観は住宅地に馴染みながら個性があり、とても気に入りました。
Q8/家ができてから、日々の過ごし方に変化はありますか
仕事のあとの気持ちの切り替えがスムーズになったように思います。朝、目覚めた時に「あれ?ここどこだっけ?」と(笑)。宿泊していると錯覚することもありますね。1階はガレージで、玄関ホールから車が見えるようになっているんですが、仕事から帰ってきて目に入ると、やっぱり嬉しくなりますね。
Q9/家づくりの感想をお聞かせください
ホテルのデザインをできるだけ忠実に再現したいと伝えたため、担当してくれた設計士さんのスマホが、そのホテルの情報ばかり出てくるようになったそうです。かなり情報収集してくれたんだなと思いましたし、その土台の上で話ができたのが何よりよかった。具体的なイメージがあることは、スムーズに共有できる反面、施工面では苦労したことも多かったと思います。どうすれば、より再現性を高められるか、細部までしっかりこだわってカタチにしてくれました。