【本物と暮らす】私たちが叶えたいことの本質を掴んで、柔軟に提案・対応してもらえた

Q1/家づくりのきっかけを教えてください

フランス人の主人と子育て環境について考えて、治安の面で日本を選ぶことにしました。大阪市内の賃貸住宅で暮らしながら住み替えを検討。建売住宅も見ましたが、私たちがイメージする住まいには出会えませんでした。夫は木の家のイメージを強くもっていたため、建売にはそういう家がなかったんです。土地を探し、注文住宅で建てることを考えはじめました。

Q2/家づくりはどのようなことから始められましたか

まずは住宅展示場へ足を運びました。いくつもモデルハウスを見て、すごくキレイなんだけど、どこか冷たさというか現実味がなくて。工務店、設計事務所にも話を聞きに行きましたが、こちらもいまひとつピンときませんでした。デザイン的にかっこいい家を建てる会社だったけど、生活感がなさすぎて美術館のような空間。子どもと暮らす温かみのある家とは違っていました。

Q3/es ARCHITECTはどのように見つけてくださったんでしょうか

検索であがってきて、HPの施工事例を見ました。その頃は主人も私も家づくりに疲れていた時期。１社訪問するだけで半日以上潰れてしまいますから。es ARCHITECTさんはオンラインだったから、気楽な感じで予約を入れました。画面越しでしたが、リラックスして話を聞けたのはこの時がはじめてだった気がします。ぐいぐいと押してくる感じがなく「もしご興味あれば、モデルハウスもありますので、またご連絡ください」と。他の会社だと、次のアポイントを確定しようとせっつかれて、それだけで疲れてしまっていたんです。

Q4/モデルハウス兼事務所に来ていただいて、どのような印象でしたか？

初めてのミーティングはあっという間に時間が過ぎていきました。今まで訪ねたどの会社でも「早く帰りたいな」と心の中で思っていたから、この感覚自体が初めてでしたね。希望を引き出そうとうまく質問してくれて、こちらに選択肢を与えてくれる安心感があって。家づくりに関わる方はもちろん、お茶を淹れてくださる方まで感じがよかった。この会社だったら、また来てみたいなというのが初回の印象です。

Q5/土地探しはどのように進められましたか

たまたま通りかかって更地になっていたのを見つけました。日当たりのよさと、ある程度の広さがほしかったから、ほぼ理想に近い土地。とはいえ住宅密集地だから、ありきたりな間取りにしてしまうと明るいリビングは望めそうにない。es ARCHITECTさんにこの土地を見に来てもらって、初めて間取りを描いてもらうことになりました。 他にもいろんな会社が「間取りを描いてみましょうか」と言ってくれたけど、すべて断っていました。なんとなく「この会社じゃないな」と思っているのに頼んでしまったら、その後、断りの連絡をするのも億劫になる。es ARCHITECTさんはちゃんと話ができるし、お願いしたいと思える会社だったから、初めて間取りを依頼しました。

Q6/お住まいへの要望はどのようなものがありましたか？

開放感と明るさが一番の要望です。3階建ては考えていませんでした。主人はIT系の企業を経営しており、私はアートキャンドルを作っています。それぞれの仕事部屋とアトリエスペースは必須でしたね。広い庭もほしかったけれど、市内でそれはさすがに難しいからルーフバルコニーを希望しました。BBQやプール遊びができて、青空や星が見える場所がほしかったんです。素材に関しては、主人が本物にこだわる人だから床は無垢がよかったし、クロスよりも塗り壁にしたいと思っていました。

Q7/es ARCHITECTからの提案で印象に残ることはありましたか？

外観デザインは最初の提案そのままの形で叶えてもらいました。開放感のある勾配天井も提案です。２階LDKは陽当たりがよく、勾配天井を引き立てる間接照明もとても気に入っています。壁面は塗り壁にしたくて、フランスから取り寄せた塗料でセルフペイントしたいと相談したら、工事の工程に、その作業の時間もつくってくれました。私たちが叶えたいことの本質を掴んで、柔軟に提案・対応してもらえたことに感謝しています。

Q8/最も迷ったのはどんなことですか？

ガレージの開口幅です。ガレージの幅にペンを立てて車を入れてみたんです。前面道路がそれほど広くないので、切り替えずに入庫できるかを確かめたくて。その結果、当初の予定より30cm広げてもらいました。玄関は少し狭くなりましたが、ガレージとの間仕切り壁にガラスを入れてもらって窮屈な感じはありません。車の出し入れは毎日のことだから、いい決断ができました。快く応じてくれたes ARCHITECTさんのおかげですね。

Q9/お友達やご家族は、新居を見てどんな風におっしゃいましたか

この家に住み始めて初めてのお正月に、主人の家族がフランスから遊びに来てくれました。じっくりと家を見て回った後「いい家だね」って。日本人のように、玄関を開けた瞬間「わ～、素敵！」っていう反応はフランスの方はあまりしないんです。ゆっくりと空間を味わって、その後、感想を言う。彼の家族からの言葉を聞いて、本当に嬉しかったですね。

Q10/家づくりの感想をお聞かせください

家づくりを通して印象に残るのは、やっぱりes ARCHITECTさんとのやりとり。どんな小さなことでも本当に真摯に受け止めて「できません」の一言で片づけたりしない。「やったことはないですが、やってみましょう」とか、「できる方法を考えてみます」と言ってくれて、次の打合せの時に忘れずに答えてくれるんです。ウソをつかないし、曖昧にもしない。私たちが選んだ部材や設備について賛成してくれる時も、「あー、いいんじゃないですか？」って、軽く答えたりしないんです。「こう思うから賛成です」と根拠まで話してくれる。それがどんなに心強かったか。いい意味で友人のようですね。悪いフレンドリーさではなくて。しっかりと一線を引きながら、自分のことのように考えてくれる。一つひとつに責任感のある返事をくれましたね。