【光庭】友人が「会ってみてほしい人がいる、きっとワクワクさせてくれる」って...
兵庫県伊丹市 M様
フロアタイル
中庭
住宅密集地
グレーの家
- 竣工:2025年5月
- 家族構成:夫婦
- 本体価格帯:3,000万円~3,500万円
- 構造:在来軸組工法
- 敷地面積:122.04㎡
- 延床面積:103.47㎡
- 2階建て

Q1/家づくりのきっかけを教えてください
将来の子育て環境を考えて、住みたい市が決まっていたんです。それまでは賃貸マンションに住んでいましたが、「いずれは」と思っているなら、そろそろ動きだそうと土地探しから始めました。ほどなく今の土地が見つかりました。

Q2/依頼先探しはどのように進められましたか
土地を買った会社から紹介された工務店で話を進めていたんです。しかし、間取りを何度描いてもらっても毎回モヤモヤが残ってしまって。伝えた要望のどれかを叶えると、別の何かが省かれている。それに対してなんの説明もないから、余計にモヤモヤが残るんですよね。自分たちの想いをどこまで理解してもらえているのかも分からないし。何度か描き直してもらいましたが「これなら!」と思える間取りには出会えませんでした。正直、頭を抱えてしまいましたね。

Q3/別の会社への問い合わせは検討されませんでしたか?
その会社のYouTubeを見たら、自分たちのイメージに近いキラキラした実例をたくさん紹介していたんです。うまく意思疎通できれば、こんな家ができるんだと思って、他の会社にしようとは考えなかった。「こちらの伝え方が悪いのかな? どうすれば伝わるのかな? 多くを望みすぎなのかな? このまま進めていいのかな?」って。週末に打合せをして、どんよりとした気分で週明けを迎える、そんな日々が続きました。

Q4/家づくりへの要望はどのようなものがありましたか
購入した敷地が、ほぼ東西南北すべて隣家に囲まれているんです。暗くならないように中庭とストリップ階段はほしかったですね。アイランドキッチンの回遊動線と、ランドリースペースで洗濯が完結すること、小上がりの和室や書斎も要望でした。敷地に特徴があるから、それをデメリットにしない家にしたかったんです。

Q5/es ARCHITECTとの出会いを教えてください
建築の仕事をしている友人とたまたま食事をする機会があり、家づくりが上手く進んでいないことを話したんです。そしたら「会ってみてほしい人がいる」と。それがes ARCHITECTさんだった。でも、最初から乗り気だった訳では全くなかったですね。すでに話が進んでいる会社があるのに、別の会社に話を聞いてみていいものかと。すると友人が「ここならきっとワクワクさせてくれるよ」って。友人の会社は奈良なんで、施工エリア外なんです。利害関係なくここまで言える会社ってどんなところだろう。それで、京橋の事務所に行ってみたんです。

Q6/es ARCHITECTと初回打合せはどんな印象でしたか?
それまで何週間にもわたって伝え続けていた要望が、あっという間に吸収されて驚きました。30分くらい話した後「イメージ、だいたい掴めました!」って。前の会社であれだけ時間をかけてきたのは何だったのかって、ちょっと拍子抜けするほど。その後、上がってきた間取りにはすべての要望が盛り込まれていて、ものすごくワクワクしましたね、本当に(笑)。あのまま悩んで動かなかったら、今のこの家はなかったです。

Q7/デザイン面での要望はどのようなものがありましたか
グレーを基調に木の質感を加えたイメージ。シンプルさの中に、どこか和の雰囲気のある住まいを思い描いていました。玄関の框や階段、寝室の小上がりは木材の表面に凹凸があるスクープ加工なんですが、これもどうしても取り入れたかったですね。グレーのくすみ具合もこだわりで、先に建具の色を決めて、塗装部分はその色に合わせてもらいました。自分たちの要望がしっかり伝わってる確信が持てたから、後半になるほどお任せも多かったですよ。もちろん、好みが分かれるところはしっかりと確認してくれるし提案もしてくれる。タイルの大きさや目地のバランスなど、細部までこだわってくれる安心感があったからこそお任せできました。

Q8/この家の一番気に入っているところを教えてください
ダイニングから中庭方向を見る時、「ここまで気に入る住空間って、あり得るんだ」と、いつも感動してしまいます。ストリップ階段の木の質感と、中庭からの差し込む光。明るさが目の前に広がっているのに、直射日光が入ってこないのがとても気に入っています。実はこの土地を買った後、ちょっと後悔したこともあったんです。「もっと開けた土地を買えばよかったかな…」って。今この家に住んでみて、やっぱりこの敷地で正解だった、正解にしてもらえたと思います。

Q9/家を建てて、暮らしが変わったことはありますか
もともとインドア派なんですが、さらに家にいる時間が増えました。妻と2人で立てるようキッチン周りを広くしてもらって、料理をするのも楽しいですね。書斎で趣味の観葉植物の世話に没頭している時間も楽しいですし、中庭で晩酌して、そのまま和室でごろりと横になる時も最高。気持ちのいい空間があると、生活に余裕が出てくるみたいですね。

Q10/これから家づくりをされる方にメッセージをお願いします
一級建築士という肩書が同じでも、個々の力量は全く違う。会社というより、どんな人が自分の家を担当してくれるのかがすごく大事ですね。「これでいいのかな」っていう違和感を抱えたまま進めるのは、いい結果につながらない。実際に、es ARCHITECTさんと出会う前と後で、家づくりがガラッと変わりましたから。注文住宅は決めること、選ぶものが多いから、イメージを共有できる人と出会うことが何より大切だと思います。